【上達の近道】CG業界就職のための作品でまず模写を勧める理由

こんにちは、ゲーム業界CGデザイナーの鬼木です(Twitterはコチラ!

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ゲーム業界や映像業界、その他もろもろCGに関係する仕事は色々ありますがどんな業界でもデザイナーとして仕事をするのであればポートフォリオ、つまり作品が必要になってきます。

>>ゲーム会社に採用されやすいポートフォリオを作る「た行の法則」

作品といっても特に決まりはなく実力がアピールできるものなら何でもいいんですがとはいえいきなりオリジナル作品はオススメしません!

なぜかと言うと初心者の状態で大抵の人には残念ながらセンスがないからです。

(もともと絵を描いていたとか絵的なセンスに自信がある方は最初からオリジナルでも問題ないと思います。あくまで初心者に向けた記事だと思ってください)

いくら時間をかけて制作してもデザインや構図が不自然だったり、ダサかったりするとなかなか評価されません。

逆にデザインや構図がいいと実力以上に評価されやすくなることは実際にあります。

そこで最初のころはしっかりと模写をして表現や技術を学ぶことを推奨しています!

具体的な模写の作例

背景モデラー志望なら映画やゲームのスクショの模写だったり(書くわけじゃないから模写という言い方でいいかはわかりませんが)キャラクターモデラー志望なら実在する動物や人間、版権キャラなどをできるだけそっくりに作りましょう。

キャラクターモデラー・・・版権キャラや人間、動物を模写

背景モデラー・・・風景写真、映画やゲームのスクショを模写

エフェクト・・・ゲームのエフェクトや自然現象などを模写

モーション・・・映画のワンシーンやゲームキャラのモーションなど模写

こんな感じです。

いずれにせよ最初から自分の空想だけで作るのではなくすでに世の中にあるものをしっかり観察して模倣することが上達の近道です。

再現しようとじっくり観察することで観察力も鍛えられますし真似していくうちに表現方法を自分のものにすることもできます。

模写を続ける期間

では実際にどのくらい模写を続ければいいかといいますと理想を言えばやはりそっくりそのまま商品クオリティで作れるまでです。

とはいえ実際に学生でそこまでのレベルに到達することは難しいです…(特にキャラクターモデリングは初心者には激ムズ

ですがとりあえず半年~1年は模写を続けてもいいんじゃないでしょうか。

オリジナルで同じ期間作り続けるより確実に上手くなります。

人によってはオリジナルで作品を作りたくてウズウズすると思いますが、あくまで就職が目的なら戦略的に必要な努力なので我慢しましょう。

いざオリジナル作品

半年~1年も模写を続けられたら恐らくかなり観察力や表現力は高まっていると思うのでここらで一度オリジナル作品にも手を出してみましょう。

今までやってきた模写のおかげでデザインの引き出しが頭の中に入っているはずです。

それらを組み合わせたり一部引用することで自分の世界観を押し出したオリジナル作品を作りやすくなります。

オリジナルとはつまり既存のもの×既存のものの組み合わせだと思ってください。

知らなければ作れません。まずは一流の作品に触れて自分で分析し、模倣しましょう。

作品制作うまくいくといいですね!

それではまた、次の記事で