こんにちは、ゲーム業界CGデザイナーの鬼木です(Twitterはコチラ!)
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さて、学生のみなさん。ポートフォリオ作っていますか?
ポートフォリオはデザイナーの就職にとって大切な要素ではあるんですが、ただ作品を作るだけで就職を意識したものにはなってないなと思う学生もチラホラ見ます。
学生のときは作りたいもの作るべきだって意見もわかるけど、本人の作りたいものが会社側が求めてるものから大きく外れてたらあんまり意味ないと思うんですよね。
ある程度は戦略立てて作品作っていくべきかなと学生の作品を見ててちょっと思ってしまった。時間も限られてるしね🤔
— 鬼木@3DCGデザイナー×CG講師×フリーランス (@oniking0719) 2019年6月13日
もちろん自分が作りたいものを作るのはすばらしいことです。
ですが一度考えてみてください。
今作っている作品。
希望する会社が欲しいタイプの作品ですか?
希望する職種での仕事を意識した作品ですか?
※一応言っておきますが別に会社はどこでもよくて業界に入りさえすれば作品のテイストも別にこだわりは無いというなら話は別です。
存分に自分が作りたいものを作り続けてください!
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希望する会社のタイプに合わせる
例えば応募するのがダークソウルやSEKIROで有名なフロムソフトウェアだとしましょう。
上記画像のようなリアルで硬派なグラフィックが中心となったコンシューマーゲームを数多く開発しています。
このような会社にポケモンのようなかわいらしいデフォルメキャラクターやスマホゲー並みのローポリ作品ばかり作って応募したら採用担当の人はどう思うでしょうか。
恐らく本命のついでにダメ元で応募したんだろうなと思います。
少なくとも第一希望だとは思われず面接に呼ばれない可能性が高いでしょう…
応募する会社でどんな作風を多く作られているのかは事前に調べておき、採用担当が仕事を振ることを想像できるような作品でポートフォリオを構成すると面接に進める可能性が高まります。
本当はかわいい系が作りたいとしても入社したい会社の傾向が違うのであれば作風を合わせるのが戦略的ポートフォリオ作りかなと思います。
もしそれでも自分の作風で突き進むというならそれなりのクオリティは要求されます。
採用担当を納得させるだけの作品で殴りましょう!
ちなみにゲームそのものを開発する会社でなく3Dアセットを受注制作しているような下請け会社の場合は色々なテイストで作ることになるので、かわいい系でもリアル系でもどちらでも構わないと思います。
むしろ幅がある方が武器として採用されやすいと話はよく聞きます。
とは言え好きなテイストで作品作りしておくと優先的に傾向に合わせた仕事を振ってもらいやすくなるのである程度構成は考えましょう!今後のキャリアをわりと左右します。
希望する職種での仕事を意識した作品を作る
これ、意外と重要なんですが意識している学生は少ないような気がします。
どういうことかと言いますと、例えばキャラクターモデラー志望だとしましょう。
当然キャラクターを作りますがゲーム系の仕事ではキャラモデラーがモデリングをしてそのあとジョイントを仕込み、スキンウェイトまでやることがほとんどです。
初期状態のTポーズではキャラクターの性格も見えてこないしモデリングはできてもウェイト作業はできないのかな?それだとちょっとなぁ…と思われます。
他にも例えばモーションデザイナー志望だとします。
仕事では主にキャラクターにアニメーションをつけていくと思いますが
・歩きや走りなどの基本アニメーションのみ
・ボールがはずんでいるアニメーションだけ
だけしか作品になかった場合ゲームの仕事でつけていくようなアクションができるのかな…?とか思われても仕方のないことです。
仕事でやることを意識して、ゲームにありそうなアニメーションなどを観察して模写してみると採用側もかなり具体的にイメージしやすいと思います。
そういった仕事を意識したポートフォリオ作りをして他の志望者と差をつけましょう!!
それではまた、次の記事で
コメント
まだ専門学校一年生ですが、もし将来ゲームフリークに就きたいと考えてたら今のうちにポートフォリオに載せられるような人外のイラスト、CGモデルなどに力を入れた方が良いってことですね…!
そうですね、モデラーとして就職したいならそれが正解だと思います!